H様のAF54エンジン組み立て vol.4

 おはようございます、PEGASUSの担当Hです。

 しばらくご紹介をしていないうちに、暑い盛りは終わりまして、すくなくとも朝晩は涼しくなりました。みなさまの周りもそんなではないでしょうか。

 そんな気候の変化で、身をもって作業のご紹介の間があいたことを実感しています。ご紹介を引き続き進めましょう。


 シリンダーとヘッドを組み付けました。

 オーナーさんが気にされていた各部品の色ですが、やはり差が出てしまいます。すべて製造工場が違いますし、製造時期が違いますし、当然アルミの材質はそれぞれ異なりますし、鋳造後の後処理(ブラスト)も違ってきます。色を揃えるのや、アルミ生地の色を長期間維持するのは困難で、ご希望される場合は塗装仕上げが無難で確実でしょう。以前はわたしも塗装は不自然で安っぽくて嫌いでしたが今は生地仕上げよりも風合いのいい塗装もあります。


 腰上のこのあたりは特別な加工などは何もしていません。通常通りに素直にそのまま組み付けているだけです。

 セルスターター付きエンジンとキックスターターエンジンではフライホイールが異なります。このフライホイールの違いもありバルブタイミングを決める段取りが変わってきます。わたしはキックスターター車の組み付けの流れのほうが好みなので、この時点でキックスターター車のフライホイールをつけて、(仮にですが)バルブタイミングを決めてしまいます。


 ジョルカブのエンジンは、通常のカブ50/70/90系セル車とはセル位置からの外観が異なりますし、構造も若干異なります。キックスターターのエンジンをベースにセル構造物が複層に載ったような構造です。

 ここはいわば2階の床構造の部分でしょうか。このエンジンはこの下の小さなOリングに注意が必要です。シフトのオイルシールはこの前でないと装着は難しいと思います。


 カブ50/70/90系セル車と構造が違いますが仕組みは同じです。ジョルカブのエンジンは何台も組んでいますが、具体的には覚えていなくて、いつも仕組みを考えながら進めて組みあげています。


 フライホイールを取り付けました。フライホイールは同じですね。


 このあたりはまだ仮止めです。最終的にバルブタイミングを見てから固定します。


 今日はこのあたりまでにしておきます。

 作業のご紹介は次回で終わることができそうです。それでは。