I様の6Vモンキーエンジン組み立て vol.3

 こちらのエンジンは、ずいぶん前に取り掛かり始めたものの、部品の欠品やなにやとあって、遅れに遅れていたものです。数日前に注文していた部品が入荷した中に、訳のわからない部品が入っていて、部品がやっと揃ったことに気付きました。

 というわけで大急ぎですすめます。もちろん急いでも手は抜きませんし、遅くなったからには、とくにできる精一杯のことをさせていただきます。


 ミッション動作の確認は以前から何度もしていて、ようやく問題のない動作になりました。こちらはお持込いただいた時点でミッションに手を入れられていたエンジンで、ミッションの不具合は部品の構成さえきちんとすれば大丈夫だろうと考えていました。ところがまず正しい部品の入荷が遅れに遅れて、そして構成を直しても納得できる動作ではなくて、悩まされました。構成部品のいくつかに製造上のものだか問題があって、それぞれ運の悪い組み合わせだったようです。気になった所を納得いくまで全て修正したところ、いつの間にか動くようになっていました。


 ご依頼を受けていたかどうかは別としてベアリングを入れ換えます。お待たせした分、せめてものサービスです。

 ただし交換前のものも程度はかなり良かったのであまり意味はなかったかもしれません。ベアリング受け部分は両側ともにとてもいい状態です。それもあって今回はベアリング回り止めの対策はしていません。


 クランクケースは洗浄やベアリング入れ換えなどの下処理がすべて終わって、いつものエンジンスタンドに据え付けます。


 クロスミッションを組んでいますのでキックギアをBタイプの分厚いギアに交換します。これはキックギアだけではなくて、キックギアスピンドルシャフトからまるごとBタイプ用に交換する必要があります。噛み合わせのチェックをして、、、問題ありません。


 スピンドルシャフトを完成させて取り付けていきます。まあこのシャフトは所定の位置に置くだけですが。


 いつもと違うので間違えのないよう6V用のガスケットをセットして、ノックピンには処理をしてから、こちらもセットしていきます。


 クランクは問題ありません。計測値のメモをワークショップに置いてきてしまったので数値はまた後ほど追記しておきます。


 というわけで計測と洗浄の終わったクランクをセットします。これでクランクケース内部に入る部品はおしまいです。


 クランクケースを閉じました。何本かボルトを止めて動作確認をして問題はありません。ただクランクケースに残っている汚れが気になるので、もう一度洗い直しておきます。


 駆け足でのご紹介になりました。またすぐ続きをご案内します。それでは。