N様のDAX50(AB26)エンジン組み立て vol.4

 お引き受けしているエンジン組み立て作業をご紹介している、続きです。

 クランクケースやカバー類などはガスケットの処理などを進めています。ここが一番手間のかかるところですが、見てもパッとしない地味な作業ですので、ご紹介はしません。個人的にはきわめて重要な箇所のひとつだとは思っています。それはまた後ほど。


 というわけで部品の確認や計測のご紹介です。いつもと同じでつまらない?、いつものとおりクランクの計測です。やはりエンジンの基本ですし、お客様は変わったことももちろん、ご自分のエンジンのきちんとしたことを知りたいでしょうから。

 修正なしで50/1000mmほどの振れ、簡易補正をしてフライホイール側で20/1000mm台、プライマリー側で30/1000mm台程度に追い込んでいます。いつもよりも大きめなので迷いましたが、回数をたくさんすると緩む可能性もあるので、程度を考えると、この程度にしておきましょう。エンジン組み立てには(ご要望がない限り)クランク精度表はお付けしませんが計測や調整はしています。


 近年の車両では干渉することの多い、クランクケースにシリンダースリーブの入るスロート部分ですが、95年近辺のこのダックスはかなり良い精度でできています。ほぼ段差もなく、直径もきちんと出ています。ここは軽く修正する程度で終わっておきました。


 次回からは部品の組み付けに入る予定です。組み立てっぽさを感じる作業ですね。