F様のカブ50(AA01)エンジン組み立て vol.9

 ではまたあしたといって数日たちました。すみません。週末からいきなり体調不良でダウンしていました。まだあまり本調子ではありませんけど、お待たせしているものもたくさん増えてきましたので、なんとかやっていきましょう。ご注文などは別の担当者が平常どおり対応させていただいていますので、ご注文はご遠慮なく、どうぞ(笑)。


 はい、今日はこのあたりからのスタートです。


 まずは気になっていたカムチェーンテンショナー。ここに純正とは違うボルトが入っていました。確認して動作に問題はなさそうです。


 現状のエンジンの各部品に油膜切れなどのトラブルは全く見られませんので、少なくとも現状では問題はないはずですが、細かく部品の動きなど検討して、この状態はあまりお勧めでないという結論になりました。ですので正規ボルトに戻しておきました。


 プッシュロッドヘッドは安い部品なので毎回交換でもいいのですけど、前回および前々回と角度を変えて使えば大丈夫。使えるところは今回が最後になりそうですので次回は交換してください。これは次に分解する人が見ればわかるはず。


 さあ、腰上をずんずん取り付けていきましょう。


 いつもどおりノックピンには固着防止の処理をしてあります。ある雑誌の紙面で錆びつき防止にモリブデングリスを塗るように指示されていました。担当者としてはここにモリブデングリスを塗布するのはあまり意味はないどころか、逆効果もあるかと考えます。組み立ての紹介記事は面白いかと思いますが、いちばん確実なのは、やはり純正サービスマニュアルです。その通りに組むだけのほうがいいことも多いように思います。


 サボってフライホイールでカムタイミングを取ることもありますけど、どちらにせよ後か先かというだけで、上死点の確認をしておきます。ここで問題になったことは一度もないですから、普通のかたは、わざわざこんなことはしなくて大丈夫でしょう。


 ということで、腰上まで組みあがりました。


 もう先が見えてきました。もうしばらくお付き合いください。それでは。