F様のカブ50(AA01)エンジン組み立て vol.7

 前回はクランクケースを合わせたところまでご紹介していました。今日はその続きから進めていきます。


 まずミッションやクランクのクリアランスのチェックをします。

 今回ミッションを組みかえずそのまま使っていて、ベアリングは組み替えた時に取り付け位置を確認してありますから、ミッションに関しては確認程度ですむはずです。クランクも新品に入れ換えているだけですので同様です。つまりなにも対処する必要はないはずなので、数値にブレがでるなら組み間違いなど何かの問題です。もちろん問題はなくて今回もシムなど調整はしていません。少なくともシムを使うと長期間の使用には怖いところもでてきます。長所ばかりではなく裏には短所のある部品や作業も多いですね。


 クラッチ側の部品を組みつけていきました。

 再度シフトドラム回りを確認しながら組みつけます。ここでもミッションの動きを確認します。4速とニュートラルをきちんと確認して、何も問題がないことを確認してから進めていきます。ただしニューロータリーの機能だけは確認していません。

 一気に組みましたが、このエンジンは前回こちら側の加工はすべてしているためです。クラッチも分解して確認しています。文字にするとこの一行になってしまいますが、このあたりも地味に時間と手間がかかるところです。


 今回このベアリングを交換しました。古いままでも機能していましたけど、安い部品ですし、換えると回り方が違ったので。これは後からの交換も難しい場所ではありません。


 合わせ面を脱脂して清掃してガスケットをのせて、ノックピンにはいつも通りの処理をして取り付け。カバーもすでにきれいにしてあり準備は整いました。


 カバーを取り付けました。ねじにも処理をしてありますので締め付けトルクはマニュアルで指示されている値ではありません。

 これで腰下は終わりました。実はカムチェン側はまだ何も付いていないので、そちらはまた後ほど順番に作業をする予定です。


 今日はこのあたりで。明日からは腰上に取り掛かっていきます。またご紹介を続けますのでお楽しみに。