T様のカブ90エンジン組み立て vol.7

 明日と言っていて、一日あいてしまった、組み立てご紹介の続きです。腰下まで組みあがっているので、今日は腰上からですね。


 ピストンは測定して大丈夫だったので、ピストントップのカーボンを取ってリングを入れ替えておきました。トップのカーボンは多めでしたけどリング溝は綺麗な状態で、それもピストンを変えなかった理由の一つです。本当はリングも変えなくていいのでは?と思いましたけど、簡単に変えられるところでもないので、ここは変えておきましょう。


 シリンダーを取り付けました。ピストンリングの張力はそんなに強くなかったのですが、いつも瞬時に入るリングが入らなくて、念のため確認してやりなおし。クリアランスの問題なのか、リングは数キロでなじみますけど、始動初期はエンジンの回転がすこし重いかもしれません。

 そして上死点の計測もしておきます。フライホイールの合わせマークの確認やクランク大端部のガタの確認です。クランクのガタはクランク単体を手に持って確認していますけど、それでは数値での確認はできないので、念のためです。個人的には数値よりも感覚のほうをはるかに重視していますけど。


 ヘッドは組んでいましたので、取り付けて、できあがりです。


 こちら側もカバーなどすべて付けて、できあがりました。


 いつものように組み立てをお引き受けした全てのエンジンには診断書をお付けしています。初期の取扱についての説明も書いてあります。当然ですがエンジンひとつひとつで内容が異なっています。

 最終チェックをすませてから、お客様のお手元にお送りしました。

 お待たせをいたしました。このたびはご依頼をくださいまして、ありがとうございました。