T様のカブ90エンジン組み立て vol.6

 紹介しているカブ90エンジンの組み立て、エンジンとして前回までに具体的に移植予定の4速ミッションを入れて動作確認をしていました。これから本組みに入っていきます。

 ミッションAssyは組み替えたもの、キックスターターもギアを組み替えたものです。クランクも前回ご紹介のとおりチェック済みのものをセットしました。あとはクランクケースを閉じるだけです。

 今回は駆け足気味なので写真は載せませんけど、いつもどおりのガスケット処理やノックピン処理です。細かいことを言っておきますと写真ではキックスターターのワッシャが足りません。このあと気づいて足しています。


 クランクケースを閉じて、部品類を組み付けていっています。今回はこの状態でクリアランスのチェックをしたので、ここで1枚。

 クランクはいつもどおりシムなどでの調整はしていません。ケースとクランクの量産での製造誤差での相性と思ってください。ミッションなどにも誤差の積み重ねで相性はあって、今回でいうとミッションメインシャフトの横動は少し大きめです。ですがここは動きが少ないとミッションの入りが渋くなります。もちろんガタが多いのは困ります。きちんとOHして寸法管理を徹底して詰めるといいわけではなく、前記のように動きに渋さが出ることもあり、寸法管理を徹底すると逃げを考えるなどより面倒になります。


 クラッチの取り付け。エンジンを組み始める前にクラッチをAssy状態まで組んでいましたので、段取りよく進めることができます。組み立てる方の好みでよいですけど、わたしは一連の動くものをひとまとめに一気に進めたいタイプです。本音を言うと写真を撮るためには、作業が途中で止まることと気にすることが増えますので、あまり撮りたくなかったりします。


 カバーを付けると一気に作業が進んだ感じがします。内容としてはガスケットの処理など丁寧と面倒があるだけで、具体的にはカバーを付けるだけですので、難しくない作業です。先日メールでのお問い合わせと知り合いの単車屋さんからきかれたのですが、キックシャフトには左方向のテンションがかかっているので、そこを気にして進めるとスムーズに入ります。説明するのは難しいですね。


 というわけで腰下の組み立てが終わりました。次回は腰上の組み立て、明日のご紹介を予定しています。それでは。