Y様(2)のモンキーエンジン組み立て vol.9

 今回から腰上の組み付けに入ります。


 さて、、、と言う感じで、始まります。


 このとおり腰下を一回り大きくしていますのでシリンダーはスムーズに入ります。

 通常の組み付け時にはクランクケースを分解しませんから、干渉が確認される場合はノックピンをはずして組むなど、組みかたでカバーする方法もあります。カブ系のピストンはフルフロータイプですから、他の箇所で考えながらきちんと組めば、ノックピンレスで対応いただいても構造的に問題はありません。


 ヘッドにロッカーアームやロッカーアームシャフトを取り付けておきます。タペット調整については、ヘッドを組み込んでから調整をするよりも、この時点でしておかれるほうが楽にできます。もちろん車上整備でも対応できますので、後から調整しても大丈夫。お好みの段階で作業してください。


 カムを入れて、ロッカーアームまわりも取り付けました。このあたりを組む際には馴染み目的のグリスを使っています。見にくい(見えない?)ですが黒いペースト状のグリースです。グリスの種類よりも、普通のオイルでもきちんと塗っておくほうが重要です。


 シリンダー、シリンダーヘッドを組み付けていきます。ヘッドは単体でタペット調整をすませてあるので、ここではただ取り付けるだけです。そのあとバルブタイミングを合わせておきます。ダイヤルゲージは必ず必要なものではなく確認のためのもので、調整が必要であれば微調整なり部品交換で対応します。


 この部分もクリーンアップしておきます。汚れやほこりなどが表面に残っていると、きちんと固定ができなかったり振動が発生することがありますので、忘れずに進めましょう。


 念のためこの時点でもタペットは確認しておきます。ヘッドカバーを締め付けたので腰上の基本的な組み付けは完了です。


 見た目にかなり組みあがりました。実はここからもまだ細かい作業はたくさん残っていて、まだもう少し作業は続きます。