Y様のカブ50カスタム(C50)エンジン組み立て vol.3

 前回までにエンジンをバラして部品の確認を終わりました。今回は下準備からご案内していきます。


 ミッションを洗浄の際にバラしたので、組んでから仮組みして動きを見ます。続いてクランクを、そしてシリンダーの仮組みをします。シリンダーはちょっと渋いようです。少しだけですがスリーブがクランクケースと干渉しているようです。


 JUNインターナショナル製シリンダーのスリーブ外径は一般的な52mm内径のシリンダーの外径よりも小さいのですが、それでもほんの少しだけ干渉しています。ここはやはり適当な隙間が欲しいです。


 クランクケースを削りました。ハンドグラインドによる処理です。これくらいでいいでしょう。
 厳密にはこの部分は機械加工で拡げるほうが利がありますが、コストと時間がかかるのがネックです。構造を理解してきちんと作業をするとハンドグラインドとマシンの差はほぼありませんので、基本的にここは対応のしやすいハンドでの処理です。もちろんご希望の場合は機械加工の手配もできます。


 下準備は終わりまして、いよいよ組み立てに入っていきます。

 いつものようにエンジンスタンドにセットしました。このスタンドは使いやすいから使っているわけではありません。どちらかというと箱や木片の上に置くスタイルのほうが作業はしやすいように感じます。ただしホコリや汚れを取りやすいので、組んでいるエンジンを汚すことがすくなく、作業管理が楽なので使っています。


 ミッションをセットして、キックギア、クランクをセットして、いつものようにノックピンは固着防止処理をします。


 ガスケットをセットして左右ケースを閉めました。今回はホンダ純正のガスケットを使っています。純正部品はインドネシア製で最新品はこんな色のものになっています。ちなみにJUNインターナショナル製のガスケットは今も日本製で、少し前の純正部品と同じといってよいものです。


 今日はここまでにしておきます。また明日まで、おやすみなさい。