O様のカブ50用エンジン組み立て vol.11

 順調に進んでいるエンジンの組みつけ、前回は腰下がほぼ終わっていました。引き続きご紹介していきます。


 腰上を取り付けました。いつもと組み付けの順番がすこし違いますが、どの順番や方法がいちばん良い状態でなおかつ早く確実にできるかなど、いろいろと試すこともあります。悪そうでしたらやり直しますし、実験的なことはお客様のエンジンではしませんのでご安心ください。


 ヘッドカバーに向きがあることはよくいわれますが、あまり言われていないようなのがシリンダーヘッドカバーガスケットにも向きがあること。ここに突起部がくるような向きで取り付けます。


 今回から弊店で組むヘッドトップ部分のボルトはフランジ付きナットを使います。良いことずくめの部品ですので普通のかたにも幅広くお勧めです。純正でパワーの出ている車両では、もともとこのタイプのナットを使っている車種もあります。弊店でご用意しているものはステンレス製ですので、見た目にきれいにもなります。

 クラッチ側で取りつけていなかった部品を取り付けて、カバーをしめます。


 オイルシールの取り付け。個所によってもともとグリスが封入されているシールもありますが(このシフトスピンドルシャフト部分はその個所です)、ちょっと量が少ないので、もう少し塗布しておきます。これはゴムを侵さないグリスで、その中でも高品質なものを選定しています。


 というわけで組み上がりました。ヘッドとシリンダーの鏡面加工は組む前にオーナーさん自ら磨かれたものです。機会があれば車両もご紹介したいと思いますが、かなりカスタムされた車両で、そのイメージに合わせられた加工です。


 光っていると写真ではあまりきれいに見えませんが、実物はとてもきれいなエンジンです。またとても自分ではできませんが、スタイルを含めたトータルでの部品選定は非常にカッコいいですね。

 今回のエンジンも、かなりの部分をお好みに合わせて交換しているエンジンになりました。また機能部分もできるだけやり直していますので、長い間お楽しみいただけるのではないでしょうか。


 まだ本当に組みあげただけで、このあと最終チェックをします。もうしばらくお待ちください。