O様のカブ50用エンジン組み立て vol.4

 まず下洗いが終わりました。オイル交換をあまりされていなかったのか走行距離が多かったのか、内壁の汚れが激しいです。通常は洗浄で綺麗になるのですが、汚れが取れないのは、オイルが汚れた状態でオーバーヒート状態を常用していたエンジンに多いです。エンジン各部のOリングの硬化がかなり進んでいるのも、何度もオーバーヒートを経験している可能性が高いことを示しています。何よりもスラッジが通常の量ではなく非常に多いエンジンです。総合的にみてエンジンに何かトラブルがある状態を感じます。


 まず問題なのはこちら。左が今回のエンジンについていたギア、部品名ではカムチェンガイドスプロケットといいます。このギアがオイルポンプに直結していてオイルポンプを駆動していますが、この状態ではオイルポンプをきちんと動かすことができません。そのためエンジンが潤滑不良を起こして各部の摩耗が進みスラッジがたくさん発生していたようです。ただしこのギアの歯が磨滅した理由が分かりません。