Y様のカブ90(HA02)エンジン組み立て vol.9

 ミッションがまだ揃っていないのですが、組み立てに入ります。まずは下処理から、ベアリングやカムチェンガイドスプロケットを外してからクランクケースを洗浄します。

 ベアリングを入れます。今回のケースは程度がよく嵌め合いがきつかったので、ケースは予熱して、ベアリングは冷却して入れています。余談ですが、ベアリングの入れやすさのデータや、エンジン運転時の膨張率のデータを取っているので、温度を非接触温度計で管理しています。

 新品ベアリングをケースに入れて回すときれいに回転します。斜めに入っているなど無理な力が掛かっているとスムーズに回りません。交換時期ではないと判断していたものも劣化はしているので回転は悪くなっており、交換後は当然ですが滑らかに回ります。昨日ご紹介したクランクベアリングも劣化していました。カブにはない話ですが、ニードルベアリングはあまり劣化を感じませんが、ボールベアリングの場合はよほど程度のよいものでない限り、交換するほうがよいかもしれません。