W様のジョルカブエンジン組み立て vol.6

 お預かりしているジョルカブのエンジンです。今回からエンジンの組み立てっぽくなってきます。


 ベアリングは洗浄後の組み付け。弊店では焼ばめで装着することがおおいです。作業は難しくありませんが弊害もありますので慎重に作業します。

 ベアリングを圧入するところが長期の使用により肉痩せしたり、もともとの製造数値で大きかったりすると、そのまま入るクランクケースもあります。こちらのケースは肉痩せが少なかったために新品並みの作業でした。


 クランクがあまりに振れているとよくないですので、全てのクランクは計測して確認した後に組み付けしています。なお精度の高い芯出しはオプションでお請けしています。修正程度でしたら作業できますが、精度が必要なこととやりなおしが効かないことから、信頼できるところに外注しています。


 ベアリングが入ると、ミッション、キックギア、クランクと部品を組んでいきます。洗浄後に保管、そして組み付け直前にも洗浄して、組み付け時には必要に応じて注油しています。
(撮影は綺麗に見えるようにドライです)


 カブ系エンジンにストロークアップクランクを使用する際には、軸が細いオイルポンプスピンドルシャフトに交換する必要のある車両がありますが、交換すると、クランクケースの製造誤差によりオイルポンプがきちんと取り付けできない場合があります。スピンドルシャフト挿入部分の製造誤差が原因で、JUN製品は専用品にして対応していますが、それでも個体差により干渉する場合があります。今回も干渉していたので処理しています。通常はピボット寸法を調整するでしょうが、今回はオイルポンプ側で対処しています。


 オイルポンプを取り付けました。そのあとこまごまと付けて、こんなところまできました。


 今日はここまで。おやすみなさい。